hideaways【飲食店における顧客生涯価値】
顧客生涯価値とは経済学用語の一つです。
お店にとってお客様は神様です。
どんな立派な店舗でも、料理がものすごく美味しくても、
お客様がいなければ店自体は成り立っていかないのです。
顧客主義という看板を抱えて営業している店舗が多いかと思います。
その通りですが、経営はお客様次第でもあるのです。
自分の店を開業して営業期間中にどれだけの人が来店してくれるかを考えてみます。
数えきれないかと思いますが、新しいお客様は次々と来てくれますが毎回来てくれるリピーターの存在はとても大きいです。
何故なら顧客生涯価値を数値で表すと、このリピーター様には頭が下がるのみです。
一人のお客様が来店してくれて、お金を使った合計金額を出すことによって顧客生涯価値が出せます。
お客様を呼ぶ時には莫大な広告費というリスクを払って呼び込みます。
しかも、成果があれば良いですが空振りする可能性も大きくあります。
その中で一度、お客様のハートを握ってファンにしてしまえば、
余計にコストをかけずに効率よく営業することができるのです。
各店舗で顧客生涯価値の数値が良いのは効率よく営業されているのがわかります。
もう少し顧客生涯価値を詳しく言うと、顧客生涯価値を上げる努力が最初に必要です。
この数値を築いていくところに店舗経営の成功も見えてきます。
最初は赤字覚悟でも良いので積極的に、この顧客生涯価値を高めていきましょう。
そして、リピーターか新規の内訳も作れるように準備します。
このリピーターの管理がとても重要になります。
2回目か3回目なのか、もしくは数十回なのかの把握が常に必要です。
これをしっているだけでお客様の反応はとても良くなります。
生涯価値数値を出しておけば客単価も一目でわかるので、料理提案も楽になります。
ポイントカードやメンバーズカードを併用させれば来店頻度も上がります。
1日来てくれれば1000円の売上、1か月に5回来てくれれば5000円の売上となり年間で6万円もの売上が一人のお客様から生み出すのができるのです。
このように顧客生涯価値は1回の売上としたら小さいものです。
しかし、この先々の営業期間で塵も積もれば山となります。
対一人のお客様の力がいかに大きいかを表すことができます。
同時に一人のお客様を大事にする行為につながるかと思います。
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池宮城秀人