【飲食店経営における人材教育】 hideaways
「人を育てる」というテーマはいくつかやってきましたが、飲食店において人と人が料理を通じてふれあう場所である以上、人の教育には終わりがないかと思います。
人材教育は飲食店業界だけではなく、全ての業種において常に必要かと思います。
また未来に進んでいくように自分達も成長するために勉強をする必要があります。
今回も人材教育は基本的な人への業務の教え方です。
新人などに仕事を教えるときには、まず単純作業から教えていきます。
そして徐々に複合作業へと段階を踏んでいきますが、この段階が4つに分れています。
まずは説明して、見せるです。
料理の運び方や下げ方、注文の取り方、オーダーの取り方など飲食店独特の業務内容があります。
そして業種や店舗によって、やり方が違います。
それを身振り手振りで説明しながら体で教えます。
この時の大事なポイントは動作の説明を入れるのです。
ここで何故、このように動くかなどを教えておかないと、その後の応用時に判断ができなくなります。
一つ一つの動作に意味があることを伝えましょう。
次にやらせてみるです。
マニュアル本を100回読み込むより1回の動作の方が身につきます。
失敗しても良いので体に仕事の流れや動作を覚えさせます。
ここからが独り立ちです。
フォローが常にあるとないとでは全然違います。
困ったときでも、一人でなんとか対処しなければならない時もあります。
今まではフォローがあるという甘えがあるので責任がなかったですが、
頼るものが無ければ自分しかいないという気持ちが成長をさせます。
そして最後の4段階で会社基準にできるようにします。
教え方が下手な人はいきなり4段階へ飛ぶ人がいます。
人材教育は教える人も問題の一つです。
定期的に教える人の教育も必要となります。
基本①②を雑にして③の待つ時間を短縮させると④の段階では、かなりの仕事に対しての粗が出ます。そして指導への熱もヒートアップしてしまいます。
大事なのはスタッフが自由に判断して動ける時間が作れるかもポイントになります。
その自由な判断は勝手に判断することではなく、頭を動かせる時間が作れるかです。
仕事はケースバイケースなので行動に対しての100点は無いのです。
基本だけでも応用だけでも駄目です。
我々、経営者も同じだと思います。
常に柔らかい思考で物事を考えることも大事ですし基本に徹するときも大事です。
その時、その時の判断は難しいのですが、それが経営の醍醐味とも言えます。
毎日を楽しむです。
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池宮城秀人