【飲食店経営における夫婦でやる場合】 hideaways
飲食店を夫婦でやる場合に気をつける点があります。
確かに身内である妻と一緒に飲食店を経営すれば人件費のコスト自体を浮かせます。
一見、効率よく経済的な店舗営業ができると思いますが、最初のころは上手くいっても長年経ってくると意見の食い違いや衝突するのもあります。
最初に大きな問題点として指示を出す人間が2人になります。
そうなると現場は司令塔が2人になって現場が混乱する恐れがあります。
ご主人が大将となり、奥さんが女将となります。
現場はマニュアルだけでは動くのはできないのです。
大将の考えと女将の考えは違っています。
また男と女ですから考え方も当然違ってきます。
繁盛店と言われている店が夫婦でやっているところは少ないと言われています。
これはまさしく現場が上手く回っていかないことを表しています。
現場に社長が2人いるので現場は働きにくくなります。
それによって人の流動も激しくなります。
つまり長続きしないのです。
長続きしないのは人が育たない事になります。
定期的に新人が入ってきて業務に追われるだけのサービスになります。
料理場で言えば料理を作るだけになり、サービスで言えば料理を出すだけになります。
これでは新しい発見や改善、反省などは生まれないです。
日々が淡々と過ぎていくだけになります。
また現場は相変わらず何か起これば混乱が生じます。
このように夫婦がやる飲食店は上手くいかないのでしょうか?
実は方法次第で繁盛店になるのもできます。
それは役割をきっちりとするのです。
人を育てるときに飴と鞭を使うと言います。
これはどちらかを厳しく教育立場を取って、もう一人は優しく対応を取るのです。
現場の働くスタッフはいかなる場合でも対応ができます。
また言ってくるのは社長だけですから、その指示に従うのみになります。
あとは現場に出てくる必要がない経理に回ってもらうので丸く収めれます。
現場にいるから現場も見えてしまうので意見もぶつかる可能性が出てくるのです。
夫婦経営は確かに上手くいく可能性は少ないです。
しかし、最良で最大のパートナーには変わりはないのです。
大事なのは役割分担です。
この役割だけを飲食店を始める前に2人で決めるます。
そして、お互いを尊重し合うことも忘れないのです。
最後に夫婦で仕事をする選択は慎重に決めましょう。
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池宮城秀人