hideaways【飲食店経営における旬の時期】
食べ物における旬は決まった時期や世の話題を集めている時期などがあります。
当然、その旬な時期に行動を起こせば人の興味や動機を促すのができます。
そうすれば店への売上にも大きな影響を与える事ができます。
また、経営においても旬なものを提供することがお客様に喜んで頂けると同時に店にも利益をもたらす最善の販促手段と言えます。
日本は四季を楽しめます。
春、夏、秋、冬とその季節しか食べられないものや美味しいものが食卓を飾ります。
初物であれば尚更、お客様の興味を沸かせることができるのです。
食を扱っている仕事をしていると、旬なものがいつなのかを知っているだけで、
相手に対しての説明にも説得力が増します。
もし自分が飲食店を開業するのであれば、この旬なものが取り込める業種を選ぶと売上を上げる経営戦略を立てるのが可能になります。
しかし、一時的な人気や話題だけで開業するとスタートは順調でも1年後にはお客さんが見向きもしてくれない状況に陥ることも念頭に入れておく必要があります。
世の中の旬な物の移り変わりは激しく、また速いので経営が根につくまで持ちこたえられない店がほとんどかと思われます。
飲食店の中でオールマイティに料理メニューを動かせるのがファミリーレストランか居酒屋になります。
居酒屋はアルコール関連で飲酒の取締関係で立地が大きく影響を与えすぎるため難しいですが、ファミリーレストランは和風から洋風、中華まで幅広く扱うことができます。
料理内容もパスタからラーメン、どんぶり物、スープ、ハンバーグ、デザートまで旬なものに絡みやすいものばかりです。
北海道の食材を使った北海道フェアーやイチゴの季節になったデザート祭りなどイベント関係には飽きがないくらい販促が入れ放題です。
来店するお客様も毎回来るたびに何か催し事をやっているイメージが強く、子供を連れていけば大喜びします。
このようにファミリーレストランであれば旬なものを入れた強い販促が展開できることは間違いないです。
しかし、同時に大きなデメリットを生じてしまいます。
それは食材を確保することで在庫管理と利益が圧迫される恐れがあるからです。
幅広く対応させるために料理の種類が増えます。
そうなれば既存のメニューと合わせて在庫が一気に膨れ上がります。
管理に支障ができ日付管理が曖昧になって品質賞味期限切れという事態が発生します。
品数が増えるというリスクをしっかり認識しましょう。
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池宮城秀人