hideaways【飲食店経営における原価率】
原価率は売上高に対する原価の比率になります。
この原価率を抑えることで店の経営の健全化につながります。
原価には具体的に材料費を表します。
この材料費があがることで経営が圧迫されます。
そして適正な原価率の数字を出すことが経営者としての務めと言いましょう。
基準の原価率の数字は売上高に対して約30%以内に抑えることにあります。
しかし業種によって、この原価率は変化します。
一度、自分の店の原価率を再認識するのがオススメです。
もしも原価率が30%を超えるのなら、何かしらの対策が必要となります。
例えば仕入れルートの検索です。
やはり世間、世の中の新しいものには触れていく必要があります。
新しい業者とのコンタクトを取り、食材の市場の相場を確認も大切です。
常に市場は変化すると思っておきましょう。
また仕入れルートの窓口を広げておくのも今後緊急事態などの対応に大きく役に立ちます。
業者を特定して特別価格で取引してもらうのも大事ですが、次の対策や万が一の対策を練っておくのも経営者として必要不可欠です。
そもそも原価率を何故、30%以内に抑えないといけないのか、その理由は、その他の経費がかかりすぎるのと客単価が低いという部分にあります。
原価率以外の経費には大きな影響を及ぼす人件費があります。
どこの飲食店も人件費は結構切り詰めてやっているところがほとんどです。
素人目線から見ても店で働く従業員の労働の過酷さを感じ取れます。
また正社員の比重をかなり少な目にしている傾向が強いです。
パート、アルバイトを中心とした店が多く見られます。
人件費の次には水道光熱費になるかと思います。
やはり1日の営業時間が長い分、電気をつけ続ける事になります。
また夏場になりますとエアコンはフル回転になりますので想像以上の請求がきます。
備品関係も馬鹿にならないです。
割りばし、爪楊枝、油、紙類などなどの消耗品は単品では金額的にしれますが、1年間の使用量と金額はそれなりになります。
節約という部分で人件費以外では、ある程度頑張れますが、材料費に負荷させるとお客様への影響が如実に表れる可能性が高いです。
より安いものが良く感じますが、安い食材には理由があります。
調理方法も工夫も考えましょう。
また原価率は常に変化します。
定期的に毎月最低1回はチェックをしましょう。
先月より原価率が上がっている様なら対策が必要となります。
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池宮城秀人