hideaways【飲食店経営における地域一番店】
飲食店で繁盛店を想像すると、店を日本全国に何店舗か持ち、テレビでコマーシャルをしているのが繁盛している店のイメージではないでしょうか。
しかし、多店舗経営は確かに大きな売上を生むことができますが、
大きな出費や経費が圧し掛かってきます。
大きいだけでは繁盛店とは言えません。
また時代の変化は昔と違って変わるスピードが増しています。
いくら規模が大きくても一度の失敗で経営が大きく傾く恐れは大いにあります。
まず自分達が今すぐ多店舗経営できるわけではありませんが、
将来的に店を何店舗か増やしたいときには参考になるかもしれません。
しかし、開業して自分達の店が何を揃えて何を提供するかが重要です。
コンセプトと言われるものですが、これが経営の骨組みになります。
そしてターゲット層を決めます。
ここで地域戦略に目をつけます。
まずは、その地域での業種でナンバーワン店舖にすることが第一の目標です。
どんなに小さな町でもそこで地域一番店になれば安定収益を図れます。
また地域の力により、自分達が考えているよりも大きな売上を作ることができます。
地域からのバックアップやメリットとして、まず何かの寄り合いなどの場所に使ってもらえることです。
地域の自治会や婦人会などは定期的に寄り合いがあります。
その人数は少なくても10人以上です。
個人飲食店で10人以上であれば1日の大きな売上になります。
地域との絆を深めれば深めるほど寄り合いの場所に指定してもらえます。
しかも料理の味が好評と噂がたてばプライベートでの利用へとつながります。
次に大口納品です。
商店街一角にある金物屋などが定期的に売上を上げてるのが、公共施設の注文です。
地域での信用を勝ち取れば大きな注文を頂くのができます。
例えば市内の運動会での弁当を部分的に任されようになると100人単位の注文が入ります。
そうなれば1日の売上で1か月の家賃代ぐらい稼げます。
こういった美味しいネタが入ってくるのも地域で経営をしていくメリットです。
しかし、当然それまでには信用を作る必要があります。
まずは経営がしっかりと成り立っているのが条件です。
要するに、ちゃんとしているところにしか話は来ないのです。
そして信用を得るためには人に会いにいくのが必要です。
飲食店は休みが少ないので時間が作れないと嘆く人が多いですが、
自分の店をアピールや宣伝するためにも、積極的に人に会うのをオススメします。
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池宮城秀人