hideaways【飲食店経営における利益】
数字に対する意識を変えるだけで経営を大きく変えれます。
売上高と利益の関係、そして経費があります。
売上が多ければ利益も同じように増えていくと思いますが、実際は経費も大きくなり利益があまり変わらないところが多いです。
また、経費部分が増えすぎて利益が圧迫される店舗も少なくありません。
同じ条件で経費を数%でもコントロールできれば残る利益が大きく変わるのを覚えておきましょう。
そのためには飲食店の原価を知り尽くすに限ります。
経費は大きく分けて固定費と変動費があります。
その中で固定費に入る地代や店舗家賃、支払い金利、減価償却費などの初期条件の見直しを一度してみましょう。
ただし、この分野は専門的なところなので専門家などに相談をします。
変更できない部分もありますが、少しでも減らせれば年間収支は改善できます。
時代の変化と共に状況や条件は大きく変わっていきます。
乗り遅れない為にも自身のアンテナを広げましょう。
改善できる点は必ずあります。
次に変動費の大きな要因である人件費ですが、
経費の中では一番の悩みどころですが経営としては大事な部分です。
ただ人件費は全部が変動費扱いではなく固定費の部分があります。
それは社員の基本給や家族手当はあまり変動しないので固定費となります。
売上とは比例しません。
売上高と比例するのは材料費です。
売上が上がれば上がるほど料理に使う材料は増えていきます。
これを考えると人件費比率をいかに抑え店の利益を増やすのができるかがポイントになります。
しかし、人件費を抑えれば現場のスタッフに大きな負担を与えるのは間違いありません。
その中で報酬と作業を各スタッフは自分の天秤にかけます。
報酬を渋ればサービスの質を落とす恐れもあります。
報酬を上げればシフトや作業効率を見直した意味がなくなります。
ここは慎重に検討と判断する必要があります。
最後に経営で一番大事な損益計算をしっかり把握するです。
経営の全てがこの損益計算書で分かると言っても過言ではありません。
売上高が100%としたら材料費と人件費を合わせたFLコストが60%です。
諸経費などを15%と少し余分に取っておき、初期条件を20%で計算すると5%の利益が残る仕組みができます。
大事な部分はFLコストです。
ここの部分を60%付近で抑えることが飲食店経営の成功への条件になります。
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池宮城秀人