hideaways【飲食店経営における売上管理】
どこの店も売上の管理はしているかと思います。
しかし、売上管理の精度とスピードに関したら店によってもバラバラかと思われます。
繁盛店舗においては売上管理の精度とスピードの速さが徹底してます。
この辺に差が出るポイントになります。
今の世の中はスピード社会とも言われています。
少しでも気を抜けば、すぐに置いていかれる状況になります。
この売上管理のスピードアップも現代では必要とされており、
日々の売上進捗表だけでは管理しているだけで終わってしまいます。
データを有効的に活用するためには、その都度の売上を確認します。
1日3回に分けて売上を確認します。
前半のモーニングでの状態で、今日は日曜日なのでモーニングのお客様が多かった場合には昼間のランチを少し抑え気味で考えます。
今日の夜のディナーではペース通りの売上をキープするといった組立が重要です。
この組立は売上が不調の時などに有効的で時間を区切って今日の売上が今の時点でいくらなのかを確認します。
そして、タイムセールや店内販促で売上を取る手段が打てるのです。
例えば1日だけの販促なら売上は悪いが、せめて今日は食材ロスを無くしたいとホール責任者に伝えて販売することや、週間での販促なら曜日ごとのデータを分析して客層をチェックします。
女性客が多いならデザートの販促やレディースDayとして販促を事前に計画をします。
また週末の金、土曜日には、どんな料理かドリンクが売れているかを分析します。
売れる商品を伸ばすのか売れていない商品でプラスさせるのかでも販促内容は変わってきます。
この対策を打つことがとても重要です。
最初は何げない数字管理だけの感覚から研ぎ澄まされた数字管理によってデータを分析する力と経営のノウハウが養われます。
そしてアイデアや閃きなども生まれやすくなるかと思います。
それは常に店の売上に対して、どのような姿勢や考え方を持っているかが問われます。
売上管理のスピードと精度は特殊な技術や高い知識などは必要なく、日々の営業の中でコツコツと積み上げていく努力と手を抜かない真面目さが必要になります。
このように、売上管理一つでも考える点がいくつかあります。
物事の考え方はとても深く考える必要があるのではないかと思わされますが、
実はそればかりではないです。
意外に答えはシンプルで、逆に考えすぎて失敗することもあります。
それも飲食店経営の面白さなのかもしれないです。
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池宮城秀人