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【飲食店経営におけるシミュレーション】 hideaways

計画と実績は違います。理想と現実にも差がどうしても出てきます。
いろんな意味でも、どんな場面でも実際やってみることで抜けている点や改善点がわかってきます。
シミュレーションは理想に近づけるための手段です。

飲食店経営の基本的シミュレーション用データを作成して、

適正数字がどの位なのかを判別できます。

経営を継続していく上では、まずはデータ、その後アクションを起こしリサーチ、

検討することでより良い店舗づくりを目指します。


まずはメニュー別の個別原価計算書の作成です。

各メニューの原価計算をした後に売価と販売予想を組み入れて食材原価率を出します。

 

次に販売予想を立てます。

これは時間帯とメニューに分けます。

それぞれの販売数を出して立地、客席数、回転効率を考慮に入れつつ予想を立てます。
ここでメニューの内容がある程度決まってきます。


次に人件費に大きく影響を与えるシフトです。

販売予想から計算される売上高に人件費の設定費用を掛ける事で人件費適正金額が算出されます。

後は時給をいくらかにするかでシフトが組める時間が算出できます。
シフトの時間を決める人件費は難しいものがあります。

その地域によって平均時給額もあります。

時給を高く上げればシフト数は少なくなります。

時給が安ければ雇用に問題が生じます。

経営者の頭を悩ませるところです。

 

次に店を営業していく為に必要な水道光熱費のシミュレーションですが約5%を目安に設定するのがオススメです。

夏、冬のエアコン代は大きくコストになりますが、

1年を通したら、このぐらいの数字です。

売上設定金額や販売予想などがある程度見えてくると、

後は足りない部分の数字をあてこみます。

そうなると大きな部分の変動費用率が分かってきます。

 

変動費が分かれば固定費にかける金額が把握できます。

固定費と言えば家賃やローンに使える金額が分かってきます。

新規開業する方にとってシミュレーションは事業計画と同じぐらい大切な作業です。

シミュレーションを行うことによって経営が成り立てるラインが見えてきます。

このラインから下がれば経営を脅かします。


また、このライン高く持って行くことで経営の黒字化が狙えます。

経営を黒字にすれば理想の将来への投資もできます。

逆に赤字になれば日々の経営に追われて余裕もなくなります。
この経営が成り立つラインを割らない為の販促、計画が毎月、求められます。

 

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池宮城秀人