【飲食店経営における真似をするのは思考】 hideaways
繁盛店に近づくには繁盛店を真似することが近道とも言われています。
例えば、あの繁盛店で野菜のスープが爆発的にヒットしているのであれば、それに続けと同じ野菜スープを販売します。
そのように真似が大切さでしょうか?
実は違います。
結果的に100%真似をしても、それは2番戦術として元祖には叶わないです。
話題性を追っても、思っている以上の成果を上げるのは大変難しいです。
行動を真似するのではなく思考を真似するのが大事です。
繁盛店の思考は、その店しか生み出せないオリジナルの価値観です。
これは店の雰囲気、料理の味、提供、接客などが重なり合って生み出せるものです。
そうなると同じものを追っても良い結果は出るのはないです。
思考を真似することは考え方を変えるのにもつながります。
料理に対しての考え方を変えることのポイントは、自分が培ってきた料理へのこだわりを捨てる勇気と店を立ち上げたコンセプトは活かしつつ大きな変革をするタイミングを見極めるのです。
料理の趣向は時代の変化によって変わってきます。
しかし、お客様が求める根本的なものは変わることはなく、
そこを守りつつ新しいものも追及していく柔軟性が必要とされます。
ドリンクも同じです。
話題性を生みやすいドリンクですが、
新しいものと古いものの入れ替えも忘れない事です。
ベースとなるドリンク類と料理に合わせられる内容と提供方法や値段なども重要となります。
サービスも大事です。
新しい変化も大切ですが、感動するポイントは接客にありきです。
接客する人こそが変化することで店を大きな変革に持って行きます。
店を作るのは現場のスタッフとも言われています。
スタッフ教育とスキルアップは繁盛店のお手本もしながら学ぶのが大切です。
店づくりも大切です。
定期的な改装はお客様に好印象を与えます。
改装事業はお金が大変かかります。
今までの利益を吐き出す形になりますので長期の計画がいかに大事かを痛感します。日々の売上管理と利益確保が重要となります。
このように繁盛店の思考を真似するだけでも簡単な作業のはずが沢山の物事と連携しているのにつながります。
また基本に戻れば観察する余裕を持ちあわせるのも経営者として必要になります。
その限られた時間で繁盛店を見て分析する処理能力も必要となります。
事前の準備が店の将来を作ります。
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池宮城秀人