【飲食店経営における採用時のオリエンテーション】 hideaways
アルバイトの人事が決まり、早速してほしいのがオリエンテーションの実施です。
飲食店で働く意味を教えるのがオリエンテーションです。
どんなときも最初が肝心です。
店の為にも本人の為にも最初の対応は大事になります。
QSCとは何なのか、調理人の役割とは、サービスパーソンの役割、
どうすれば時給が上がるのか、お客様への付加価値の作り方などがあります。
オリエンテーションでまずやる事は理念を教えます。
店によって理念は様々です。
オーナーや経営者の想いや考え方がここに詰まっています。
経営者はこの理念を想い続ける事と伝え続けるのが仕事と言えます。
アルバイトに来る人は自分より一回り、二回りと離れていますが同じ温度で理念を伝えるのが必要。
次に店舗のルールについてもしっかり伝えます。
前の店などの経験は実績として即戦力になりますが店舗ルールについては本人の頭の中を空っぽにしてもらいます。
アルバイトも慣れてくると独自のルールを作り始めます。
そうならない為に基本である店舗ルールを約束させます。
また、こちらからの要望だけではなく今後のアルバイトライフに合わせた本人の希望スケジュールも聞いておきます。
何ヶ月働く予定なのか、週、月でどのくらいのシフトが希望なのかも聞いておく事でお互いが気持ちよく仕事ができる環境を整えていきます。
当然、給与についてもしっかり決めておきましょう。
時間給の設定と今後の給与アップについてスキルが必要なのか実績が必要なのかも本人にちゃんと伝えましょう。
曖昧に伝えているつもりではなくても意外に伝わっていないのがこの部分です。
飲食店は接客業です。
お客様に対してサービス・料理を提供するのがお仕事です。
そのお客様とつなぐのが言葉です。
接客業には接用語というものがあります。
この用語は繰り返せば繰り返すほど言葉に重みが増します。
新人のアルバイトには必ず反復練習を勧めます。
最後にお辞儀の練習です。
礼に始まり礼で終わります。
お客様に対しての感謝の気持ちが仕事の質にも現れます。
このお辞儀は簡単そうで難しいのです。
何気なくしているお辞儀では相手の印象には残らずお辞儀の意味が無いです。
特に飲食店業務は休んでいる時が少なく、四方八方に必ず気を配っている業種です。
料理の事や、今いるお客様の事、次に入ってくるお客様などを考えているとお辞儀も「ながら」お辞儀に成りがちです。
一つのお辞儀の大切さを教えましょう。
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池宮城秀人