【飲食店経営における経験不足の店長指導】 hideaways
店の経営自体は経営者が責任を持って運営していると思いますが、
店舗における営業の運営自体はほとんど店長に任せていると思います。
店長に抜擢する人材なら信用は勿論しているかと思いますが、
どんな優秀な人材でも最初は素人です。
教え方によって成長過程も変わってきます。
経験が浅い店長に何を教えるかで将来の店の在り方が変わります。
経営者も自分の事で頭がいっぱいになりがちで人の教育となると頭を悩ませますが、
店長というポストはとても重要なポジションで、
店の運営から人材教育まで幅広く責任を持たせて働いてもらいます。
そこで経験不足の店長に指導する2つのポイントがあります。
1つ目は売上管理です。
日々、店長に任せてある店の売上管理ですが、
1日の売上精算から月々の売上報告書や前年に対しての増減、利益計算や原価計算、
客単価チェックなどあらゆる方面からの分析も任せてあります。
その中で適正値の設定を経営者が行うことオススメします。
この適正値を設定することで日々の営業の指針になります。
やみくもに営業するのではなく、例えば原価率の適正値を付けることで、
その数字に合わせた営業スタイルをします。また営業努力も行います。
そして一番大事なのが自分の頭で考えることを行うことです。
店長の殻を破って一人の経営者として考えることができれば、
すべてに対して大きな責任を持って業務にあたってくれます。
2つ目はアンケートの数値化です。
営業の良し悪しの評価は最終的に売上にかかってきますが、
それを分析するには数字だけではなく来店してくれたお客様の意見にあります。
このお客様が持っているニーズが店を大きくする要素を持っているので、
どのように引き出すかはアンケートにかかっています。
このアンケートを数値化にする方法はサービスにおける重要項目の笑顔や提供時間、
気配りなどを数値化することでお客様からの評価を出していただきます。
この数値化されたデータは今、自店においての弱点であり改善することで大きく飛躍するチャンスとも言えます。
このように経験不足の店長には数値化させることで、
経営を見えやすくすることが経営者の仕事と言えます。
店の営業をやり易くする仕組みを作るのは店長の仕事ですが、
店長の仕事をやり易くするのは経営者の仕事です。
自分の部下の成長が思わしくないと嘆いている上司が沢山います。
まずあなたから変わることで周りの環境など簡単にお変われます。
hideaways 池宮城秀人